kibiの恵 キビノエ は、現在準備中です。
2021/05/18 18:46
間もなくオープンしようとしている「kibiの恵(キビノエ)」
このお店に出品してくださることになった「きらりファーム」さんのことを
ご紹介します。
きらりファームさんから無農薬・無化学肥料の菌床シイタケを
ご提供していただけることになっています。
きらりファームさんは就労継続支援B型の事業所です。
知的・精神・身体(内部障がい)・発達障がいをお持ちの方・難病指定を受けられている方
を対象に職業訓練を行っている事業所です。
ここを昨年2月に立ち上げた代表の斉藤さんからいろいろお話を伺いました。
学生時代から障がい者施設でバイトし、社会人になってからも
障がいを持った方と関わる仕事をしてきたそうです。
「彼らと一緒にいるのが本当に楽しくて、彼らと一緒にいたくて
ついに事業所を立ち上げてしまったんです」と話す斉藤さん。
「彼らこそが必要なんです」
そう言っているように聞こえました。
お金ばかりがすべてというようなこの社会の中で
お金では得られない思いが溢れてくるような斉藤さんのお話でした。
障がいを持っていたって同じ人間、同じ生命です。
この地球の中で、この大地に生きる動物、植物、虫たち、微生物たち
すべてが大切ですべてが生かし生かされあって成り立っている。
人間だってその中の一部なんです。それこそが素晴らしい!
障がい者の彼らが主役なれる場所を環境を作ってしまった斉藤さんの
熱い思いと行動力に打たれました。
もう1年以上もコロナ騒ぎが続き、この吉備中央町もマスクをする人で溢れていますが
その反面、本当に大切なものに気が付き始めている人達には、きっとこの思いは届くと思っています。
といってもまだ出来たばかりの事業所は限られた予算の中で、
十分な設備を整えるのも大変で相当な苦労の1年で、それは今も続いています。
シイタケ栽培も失敗を何度もしてきたと言います。
晴れの国岡山というけれど、寒さの厳しい冬と暑い夏にはシイタケは全く育たないと言います。
温度管理と適度な湿気の必要なシイタケの栽培は大変だそうです。
それでも、障がい者の方たちと苦労を重ねて頑張って商品化をしてきて
地元の道の駅に出品してきました。
「本当は、菌床シイタケは生で食べてもらえるのが一番いいのだけど
生鮮品だと地方に届くころには傷んだり味が落ちてしまうので」と
さらに一手間かけて、天日干しにして乾燥シイタケを出品してくれるそうです。
きらりファームさんは、シイタケだけでなくて畑で野菜も作っています。
それも無農薬・無化学肥料の自然農で障がい者と一緒に土をいじり
雑草取りをしたりして作っているそうです。
定期的に続けて作物を出し続けることは出来ないけど
サプライズ的に「この野菜がこんなに出来ちゃいました~」みたいに(笑)
安心な作物も提供していただけることにもなりました。
なにが出来るのか~お楽しみにしてくださいネ。
これからもきらりファームさんのエピソードをお知らせしていきます。